そうだ、旅に出よう

恋人との破局後、考えても仕方のないことを延々と考えてしまい、
しばらく暗い気分を引きずって過ごした、
と言う経験をした人も多いでしょう。

そんなときは、意識的に気分を変えようとしてみても、
なかなかうまくはいきません。


私達は、気分とは何かしらの出来事が起こってから
心に生まれるもの、と思いがちです。し

かし、心理学的には、気分とは意識的に行動を起こす事によって、
変えることができるものなのだそう。

そもそも人の気分は、外部からの刺激がなければ、
変わりにくいもの。自分の頭の中だけで考えて、
変えることはむずかしいのです。

日常生活を過ごしているだけでは、
刺激を待っているだけの状態といえます。


何かを具体的に行動に移したあと、
その体験を振り返って評価することで、
不毛な考えの繰り返しや、
その考えで固定化されていた行動パターンを変えて行く。

これは認知行動療法といって実際の医療現場で、
うつ病などの治療などに使われている方法です。


これをうまく利用し、自分から積極的に人に会ったり、
どこか場所に赴くことで、
失恋の憂鬱から早く抜け出すことができそうです。

古典的ですが、とてもいい具体例は「傷心旅行」です。

旅行中、今まで想像もしなかったことに出会います。

自分とは違う価値観をもった人との出会いもあるかもしれません。

そういった経験を通して、それまでのもののとらえ方の癖がとれ、
気分も自然と変わるのです。


恋愛で心理学というと、意中の相手の気持ちを推測したり、
こちらに好意を抱かせるために使うと考えられがちですが、
自分自身の心にも活用できるものなのですね。

ブログランキングならblogram